ふだん着物の足袋について

足袋を選ぶとき、靴下感覚で買おうとすると高いなって思っちゃいますよね。

そう、足袋は靴下より高い!

それは当たり前。

なぜなら、靴下は靴の中に履く下着。

生地も柔らかく、そこまで擦れに強くないです。


じゃあ、足袋は?

着物の足元の基本は、草履か下駄ですよね。

下駄や草履は足袋を履くことによって足を守れます。

いわば足袋は靴の一部。

足の指を衝撃や寒さから守ります。

擦れにも強く、とっても丈夫。

靴の一部で、しかも洗えると考えれば、1足2,000円から3,000円は妥当な価格だと思います。

私の柄足袋は10年以上愛用しているものもあります。

実は、草履や下駄より長持ちするんです。


綿の柄足袋

綿の柄足袋

よく目にする白足袋は汚れが目立ってしまうので、普段着の着物の時は柄足袋を基本にして選んでいます。

真冬以外は綿の柄足袋と草履や下駄で十分、足元は決まります。

足の裏の生地が黒色のものを選んだ方が、汚れが目立たず長く愛用できますよ。

着物との柄合わせも楽しめますし、半襟の手ぬぐいのように集め出すと楽しくなってしまう柄足袋。

集めすぎにはご注意くださいね(笑)


タビックス

タビックス

靴下のまたわれやらタビックスは、いろんなところで手に入りやすいですよね。

地下足袋のを履くのであれば、タビックスで十分だと思います。

残念なことに、私は足の親指が太くて普通のタビックスはきつくて履けません。

そんな私でも履きやすいのが、足袋の形に裁断されたタビックス。

SOUSOUさんの足袋なら問題なく履けます。

こちらの足袋は足の裏に滑り止めが付いていて、歩く時も滑らずに楽チンです。

ちなみにこちらの足袋、滑り止め付きなので武道をされている方はおっ!これは!!と感じる方がいらっしゃると思います。

冬場、道場のお稽古に使えます。

私は少林寺を習っているのですが、冬場はこちらの足袋を愛用しております。

加賀太鼓を習っている方も使えるとおっしゃってました。

何かと便利な足袋ですよ。


コーデュロイの足袋

コーデュロイの足袋

コーデュロイにコールテンなど、いろいろな呼び方がありますが、あったか真冬用の足袋です。

足の裏もコーデュロイで中も起毛しているので、めっちゃあったかいです。

色もカラフルに揃っているので、こちらも選ぶのに悩んでしまいます。

コーデュロイの足袋は足裏も同じ色ですが、薄い色でもさほど汚れは目立ちません。

こちらのあったか足袋、履きやすく丈夫で言うことなしの優等生なのですが、この足袋を履いた時に使った草履は、鼻緒がビックリするぐらい伸びるのでご注意ください。


いつのまにか足袋がいっぱい

綿の柄足袋、タビックス、コーデュロイの足袋。

どの足袋も可愛くて、毎年毎年ちょっとずつ買っていると、この子達はみんな丈夫で長持ちするので、いつのまにかすごい量になってしまいます。

買うときはこの先何年もお付き合いしていくことになるので、よく考えて選びたいものです。


でも…

女性って可愛いで買っちゃうんですよね。

そして宝物は増えます。