普段着着物の着方は意外に簡単!
洋服の文化が入ってくるまで、日本人全員が毎日着ていた着物。コツさえわかれば、着物の着方は難しくありません。日常の生活着としての着物の情報をご紹介します。
普段着着物の着方に関してのお悩み事がありましたら、まずは検索してみてください。お悩み事が解決するかもしれません。
洋服の文化が入ってくるまで、日本人全員が毎日着ていた着物。コツさえわかれば、着物の着方は難しくありません。日常の生活着としての着物の情報をご紹介します。
普段着着物の着方に関してのお悩み事がありましたら、まずは検索してみてください。お悩み事が解決するかもしれません。
春夏秋冬何かしら羽織ものに助けられて暮らしてます。
それは、マナーではなく身体を守る為がほとんどで、たまにオシャレ的な要素が加わります。
普段の生活では洋服ではなく着物を衣服として着てるので、着物特有の昭和にできたマナーにはかなり季節感に無理があると思います。
私は生活する上で、このマナーは気に止めていません。
そして、洋服で暮らしてた頃から、人より寒がり。
出先で寒くなったら困るからって、夏でも何かしら羽織ものを持ち歩いてたので、そこは今と変わらないと思います。
まず、春夏秋冬の羽織ものは、大きく3種類に分けて説明してます。
年間を通して使います。
冬は首の冷えを防ぐため。防寒対策の補佐です。
夏はクーラ対策と、日除け対策です。
ショールをマフラーの用に使ってるんですが、一番愛用してるのは、千織さんの遠州木綿のショールです。
木綿なので、ひざ掛けにして食事しても、着物を守ってくれるし、脱着時の静電気もなく、丸洗いできて非常に助かってます。
私は、一般的に和装で見る雨コートは使ってません。
洋服の方がダウン・コートを着るくらい寒い日は、ウールのコートを着てます。
今愛用してるのは、居内商店さんのコートです。
あまり外に出なくて近所に買い物するとき、秋冬春先まで重宝してるのが、藤工房さんに作って頂いたフード付きコート。
このコートは完全にオーダーです。
長年着物で暮らしてて、こんなコートがあれば便利なのにって思ってたコートを形にしてもらいました。
生地は、あたごウール。
ウールと化繊の入ってる薄手の生地ですが目がつまってるので、風も通しにくく汚れもつきにくいです。
裏地に正絹の羽裏を使ってるので首周りが全くチクチクしないのも気に入ってます。
そして、雨の多い土地柄なのでフードはほんとに助かってます。
薄手で風を通しにくく雨もある程度弾くので、秋から春にかけて一番着てました。
運転もしやすくて、お誂えして良かったと思います。
一般的な長羽織が隠れる長さにしてるので、天気の悪い時に羽織が着れなかったんですが、このコートになってから、羽織を着れる日が増えました。
染織こだまさんに作って頂いた、久留米絣の上っ張り。
この子は、普段着中の普段着。
雨の日の防寒対策や着物を雨や雪から守るためにも着ますし、台所してて寒くなっても着ます。
木綿で作ってるので気兼ねなく洗えるから、体温調節にも着てます。
掛け合わせの形の裾まであるコートで唯一無二のオシャレ用です。
この子は、持ってた着物から作り変えてもらったこだわりのコートです。
お仕立ては、藤工房さん。
コートの元になったのは、白大島紬の着物
私の痛い思い出から着れなくなってしまって、そのまま汚れも残ってしまい、藤工房さんに相談したのがコートを作るきっかけでした。
単なので薄くて、軽くて、風も通さず、水にもある程度強いので、冬場のお出かけ用着物の時に大活躍してます。
羽織類も3種類ほどあります。
引っ張り、道中着、水屋着など様々な名前がありますが、ここでは上っ張りとさせて頂きます。
上っ張りは、カーディガンと割烹着を兼ね備えてる便利な羽織ものと思ってもらえると良いかと思います。
正絹の着物の時は台所をするとき、上っ張りと前掛けをしてます。
近所に買い物のとき、肌寒く感じたら羽織って行きます。
朝方、夕暮れ、冷えを感じたら羽織ります。
旅行先で、コートの下の調整として持っていったり、パジャマの上から着たり。
着物で暮らす時に、ないと困る羽織ものが上っ張りですねぇ。
義理の両親の家に行くときなど、エプロンを持つほどではないけど、ちょっと台所の手伝いするかなー?って時にも上っ張り着てると、袖口をインナーシャツでめくり上げれば台所の手伝いもできます。
愛用してる上っ張りは、染織こだまさんの大人のモスリン生地でオーダーしたものです。
上っ張りはリサイクルにもありますが、裄が袖まくり不必要な長さで作られてる物が多いです。
手首が寒くて、オーダーしたときは、いつもより裄を長く作ってもらいました。
こちらは、もたはんさんで作ってもらった森川レースさんの長ーい羽織です。
裾模様にポイントのある着物に合わせてめっちゃ長くしてもらったのですが、これが以外に使い勝手よくてびっくりしてます。
まず、このレースは、軽い、シワも気にならない。
衿の仕立てが折り返ししなくていいので、たたみ方も適当で良くて、真冬以外着てます。
3月になれば、たまに温かい日もあって、着物は袷の着物だし、十分温かいけど、周りの人がまだ薄くてもコートを着てる季節だと、何かしら羽織るかなぁと。
そんなときレースだと便利ですねぇ。
そして、ロング丈なので、春先のにわか雨にも、着物を守ってくれる。
軽い雨コート的な役割もしてくれます。
ホコリっぽい春先に、日差しが強い秋にも使いやすいです。
ちょっと早めの浴衣を着物として着る時にも愛用してます。
レースなので、かなりの萌え袖にしてて、手の甲の日焼け対策としても着てます。
暑くなったらすぐ脱いでカバンにぐるぐるにして入れても平気なので、大活躍してます。
私の羽織は全部が長羽織です。
リサイクルもお誂えも全て長羽織。
いろんな色、柄の着物を着るので、どの着物にも合わせやすい色としてメインで着回ししてる羽織は、黒地の羽織です。
薄手のマットな紬の羽織は、秋と春に。
銘仙の羽織、後染めの絞りの羽織は冬用。
基本、この三枚が何も考えなくても合わせれる黒地の羽織です。
全てリサイクルです。
アンティークを楽しみたいときに、薄手の紫色の長羽織。
とってもオシャレしたいときの一番大事にしてる羽織は、藤工房さんに仕立て直ししてもらったアンティーク長羽織。
元は、リサイクルのアンティーク小紋でした。
思い出深い着物で、劣化も進んでて、この子を長くなるべくたくさん着るために羽織に作り変えました。
リサイクルのアンティーク羽織の中に、この継ぎ目を見かける事が良くあります。
着物から羽織に作り変えると、衿の真ん中に継ぎ目ができるんです。
何も言わなくても、この子を大事に着てた方の愛情が伝わってきて、リサイクルショップで羽織を見るときの密かな楽しみになってます。
その頃から、大正や明治時代の着物姿が好きだったので、羽織を探して着てました。
羽織もこだわると、色、柄、素材感と無限に欲しくなるもので、着物同様でとても保管場所を取ります。
なので、ある程度自分の中で制限をして楽しんでます。
生活を補佐してくれる存在から、オシャレまで幅広く対応してくれる羽織もの。
ご自分にあった羽織ものに出会えますように💖
Copyright © 2025 ふだん着物のtonton All Rights Reserved.