右前身頃の処理の仕方

右前身頃の上半身の部分は左前身頃の中に入ります。

そのまま伊達締めで閉めてしまうと、おはしょりが厚くなってしまいますね。


一般的に三角に折りあげると言われています。

では、三角に折りあげるとどうなるか?

逆に折り上げるので、脇の処理がしにくくなります。

右前身頃の処理の仕方-01


そこで私は、腰紐から手のひらで右前の身頃を上に持ち上げ、衿の位置を決めながら右前の衿足を整えて、余った部分をプリーツ状にたたんでいます。

この折り方をすると、右前上の端の部分が裏に反ることもないので、最後に脇に余った生地を寄せてたたむ時、きれいに決まります。

右前身頃の処理の仕方-02


おはしょりの正面はとても目立ちます。

ここがきちんとできると、印象がすごく良くなります。

やっぱりすっきり着こなしたいですもんね。

ちょっとしたことですが、大事なところだと思います。

右前身頃の処理の仕方-03