脇に余る生地の処理の仕方

背中のしわをしっかり脇に寄せます。

前のしわも脇に寄せます。

脇にいっぱいしわが溜まりますね。

着物の横の縫い目を持って、その縫い目に沿って後ろを下側に折り込みます。

脇に余る生地の処理の仕方-01

この時、伊達締めの中の脇の部分も同様に折り込んでください。

これですっきり、脇のしわを処理できます。

脇に余る生地の処理の仕方-04

脇の縫い目をたたみやすいように、私はコーリンベルトをしません。

はたけないための道具は、直しにくいという欠点があるからです。


1日中着ていたら、もちろん緩む時があります。

それは、折りたたんだところが伸びなければいけない動きをしたからなのです。


ずれたらまた脇に指を入れて、折り返しを直せば済む話。

この生地のゆとりが、肩の動きに大切な役割を果たしています。

ゆとりがないと、着物の脇は裂けてしまいます。


邪魔なようで大切な脇のしわ。

できれば使いこなしたいですよね。

脇に余る生地の処理の仕方-05