裾の位置の決め方

普段着物の裾は、心持ち短めに着付けています。

くるぶしが隠れる程度を目安に裾を決めています。

普段着で着物を着る場合、私は普通に生活することを前提に着ているので、裾が短め。

ですが、バランスが悪いとせっかくの着物姿も台無しになるので、気をつけている点が二つあります。


裾の位置を決めるときに気をつけていること

裾をしぼめて着る

裾の位置の決め方-02

裾が短くて下に向かって広がっていると、お子様の着物のように見えてしまいます。

ですから、裾をわかるぐらい下に向かってしぼめています。


裾の端を上げる

裾の位置の決め方-04

裾の端をしっかり上げ、立ったり座ったりする時に踏まないようにしています。

普段着物であっても大切に着たいですから、できるだけ痛まないように、着物のことを考えた裾の長さにしています。


晴れの日の着物は?

訪問着や色無地などの晴れの日の着物は、いつもより長めに着付けています。

裾下が足の甲にふれるぐらいの丈で着付けします。

トロンとした正絹の晴れの日の着物は、やはり丈長めで決めないとバランスが取れなくなりますから。

それにこんな時は動き回りませんからね。


普段着着物と式服の着物、形は似ていますが・・・

同じ形の着物ですが、式服としての役割の着物と普段の生活を行うための着物とでは、裾丈の長さを変えるのは自然なことと思います。

そんな工夫ができるのも、着物の良い点ですね。

裾の位置の決め方-05