羽織の種類

羽織にも季節ものや、格があります。

最近では、羽織の格を気にする方はあまりいらっしゃらないかと思います。

ですが、知っていて崩すのと知らないで崩れてるのでは、だいぶん違うと思うので、私の知る限りで説明したいと思います。


格のある羽織

絵羽羽織、絵羽織と言われてますね。

絵羽織は、色無地の生地に紋を入れたり、すその方に少し刺しゅうや絵が書かれていて、昭和に大ヒットした羽織です。

私の子供の頃は、入学式や卒業式にお母さんたちが色無地の着物や、訪問着、小紋の上に絵羽織を着ていた方がよくいらっしゃいました。

最近は見なくなりましたが、絵羽織は着物の格をあげる効果もあり、式典などに多く着られた時期があったんですよ。


ちょっと羽織ってみたい1枚目の羽織

普段着として羽織を楽しみたいなら、なるべくいろんな季節に着ることができる羽織を1枚揃えてみてはどうでしょう。

羽織には様々な絵や刺しゅう、そして丈があります。

アンティークショップで手に入りやすいので、まずは古着でご自分のサイズに合ったものを選ぶと良いですよ。

羽織の柄は、桜・菊・雪輪など、四季の柄が入ったものや、逆にどの季節でも問題のない幾何学模様なども便利です。

羽織の種類


銘仙の羽織

手に入れたらこればかり…とても便利です。

何よりアンティーク感がぐっと上がり、銘仙の羽織一枚でおしゃれ度が格段にアップしますよ。

季節にもあまり左右されず、ちょっと肌寒い時、女性らしいコーディネートを楽し見たい時、大変重宝します。

長羽織がお勧めです。

羽織の種類


羽織とコートの違い

羽織はコートと違い、部屋の中でも着たままで大丈夫。

洋服で例えるならカーディガンの様なものです。

羽織には帯の汚れや擦れから守る役割もあります。

コートは洋服と同じで部屋の中では着てはいけません。

用途や季節に合わせ、コーディネートを楽しみたいですね。


個人的に羽織の好きなところ

これはあくまでも個人的なことですが、羽織を着ると女性らしい、なで肩のラインが実現します。

着物姿の女性らしい線を出すのにも、一役買ってくれるお助けアイテムです。