着物の元祖ってなんだろう?
こんにちは。
寒さが遠のいてますねぇ。
今日は、夏襦袢にしました。
和音さんのtontonジュ衿に、もたはんさんのトスコはんの色じゅばん若竹色。
着物は、千織さんの遠州木綿、普通地。
お仕立ては藤工房さん。
帯は重ね市松、喜多屋商店さんの手ぬぐい半幅帯、そして日々紐、どちらももたはんさんの商品です。
足袋は、ゑびす足袋さんの晒し足袋で、遠州木綿で作ってもらった柄足袋。
明子さんのブローチのかんざしと、古今堂さんのお六櫛、キモノオフさんのハギレコーナーで見つけた絞りのハギレから作ったシュシュ。
この姿で、多分、免許更新に行くかな。
絶対、いい顔では撮れないけど、元から素材が良くないから良いけどさ、怖くなるのは嫌だから、衿元を明るくしたよ。
で、昨日You Tubeのコメントを返事しててたらとても、深い質問があったのです。
それは、下着の動画での質問で、
時代劇で見るような赤色の腰巻きを使わないのですか?元祖を伝えた方が良いと思うのですが。。。
素朴ですが、深いですねー。
そもそも元祖とはなんぞや?となります。
文書から考えると、時代劇で見る着物姿が質問者さんは、元祖と思ったようです。
着物の元祖は、たどれば何なんだろう。
きっと、前開きの身頃を重ね合わせて着る衣服だったかと思う。
右を下、左を上に、決まったのは、飛鳥時代?ぐらい?
日本の民族衣装は、日本という国が途切れなかったため、国の時間と同じ時間進化してるんですよね。
それは、日常の衣服として、今尚途絶えてない証でもあると思います。
今の着姿は、歴代着物着姿ランキングで一番シュッとしてると思います。
動きやすいように、おはしょりもスキッと、裾も引きずらない、フリもほどほど。
帯も、前結びで歩く方はほとんどいない。後ろに結び目があって動きやすいですねぇ。
今はどんな立場の方も台所に立つのが普通なのでそうなったのかな。
元祖ってのは、はるか昔すぎて私にはどれが元祖かわからないって答えになっちゃいます。
で、私が大事にしてるのは、服装として進化の過程を怖がらない事かと思うのです。
進化を止められた服装は、昔の民族衣装になります。
日々、着る方が居るから時代に合わせた姿になるし、素材も変わるのですもん。
その進化がまだ着物にはあります。
今の時代の価値観や、今を生きる方々の工夫で日々少しだけど変わって行ってると思うのです。
日本の着物文化はそれを続けれる唯一無二の民族衣装だと思います。
それは、前の時代を否定しなくていい国だから出来ることで、誇りに思うんです。
白や黒と決めつけず、柔軟に受け入れつつ、大切な芯の部分は脈々と伝わる。着物っていいなって💖
改めて考えさせてもらいました。
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手ぬぐい半衿の付け方【基本編】2024年バージョン
私が普段から付けている縫い方を説明してます。
向きもなく、柄も細かい初心者さんにオススメの手ぬぐいで説明してます。
- 手ぬぐいを縦半分に折る
- 手ぬぐいの輪側と、長襦袢の衿の内側付け根を背中心から止める。
- 絹針、絹糸で縫う。
- 外側に余った手ぬぐいを折り込み、まち針で背中心から止める。
- 縫う。
詳しくは動画でご確認下さい。